筑前茶陶高取焼 高取八仙窯元さん
2018年 03月 06日
あぁとStyleの有馬扶美です。
先日、九州まで焼き物巡りの旅に行ってまいりました。
器に魅せられているお客様の「有田に行って本物を見たい」というお言葉で2日間の旅の計画が
始まりました。
当初は有田に行って、九州陶磁文化館と深川製磁さんや香蘭社さんなどの本店を巡ることを
考えてましたが、博多在住の企画制作をされている方のご紹介で高取焼を知ることになりました。
今回は1日目に伺ったその「筑前茶陶高取焼 高取八仙窯元さん」のお話しをさせて頂きます。
高取焼は筑前福岡藩の藩窯として約400年前の慶長年間(1602年頃)に開かれた歴史ある
焼き物です。
慶長という高取開窯の時期は茶の湯の隆盛期にあたっていて、利休による侘茶の大成を承け、
茶器への大きな転換期を迎えた頃だそうです。
有田焼もそうなのですが、豊臣政権時に朝鮮に参戦した西国大名が、陶磁器生産の先進国・朝鮮
から多くの陶磁器技術者を連れて帰り各地に陶磁窯を開いたそうです。
高取焼もその一つで朝鮮人陶工・八仙を中心とした陶工集団であったようです。
by art-kensou-style
| 2018-03-06 13:42
| インテリア